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人間の系譜学における安野モヨコ論。

買った。
ヘーゲル・ニーチェ・マルクスといわれても僕にはハードルが高いので、
安野モヨコについて書かれた11章をまず読みました。

とはいえ安野モヨコの漫画を読んだ事がないのですが、よく説明されていたので、読むにあたり苦労は有りませんでした。

論じられていた漫画は後日読もうと思っています。

引用されていた文章で、
「岡崎さんでは救われなかった部分が安野さんの方では救われていた」という旨
書かれていて、なるほど納得。
岡崎京子さんのPINKは傑作ですが、彼らは救われません。
「天国の階段」は消えてしまった。

安野さんの場合、結婚という中締めはあったわけで、それはそれでいいんじゃないでしょうか。
そこで終われないんでしょうが、それもまた良し。としか言いようがないと思いますね。
走れるところまで走る。それを見つめる夫。
幸せになれるのかな。

彼女は気づけるんだろうか。

気づいても次のタームに入れなければ、気づいた分だけ不幸になる。
気づいたらジャンプしないといけない。
どこかに。
どこかに。だ。

それはもう人生であり、生であり、死だ。

奔放に恋に生き、相手を変えていき、幸せを探すシゲタ。身震いするような幸せを得ようとする。
「身震いするような幸せ」という、明確なヴィジョンがあって消費活動するという
割りと、知的で明確な考えと、野獣のような消費活動とが一致してるのが
愉快。

それを見守るタカハシは東大生で実家は金持ち。結局結婚するのだけれど。
それについて
「最大の謎」
と、ある。確かに不思議だ。

好きな女性が自分を省みずに彼氏をとっかえひっかえ。アクセサリーのように容易に変えていくのだとしたら、普通の男は幻滅するだろう。
男もまた女性をアクセサリーのように見ることが多い。見世物としての彼氏彼女というのは
特に若い頃は多いと思う。
「この彼氏を連れていたら、友達はどう思うだろうか?」
こういう考えは誰しもが考えることと思う。
つまり消費してる。
自分の中の絶対的価値を見出すというより、他人の評価も充分に影響されるような脆弱な関係。
そういう崩れやすいものも含まれている、ゆれやすい関係性。

話を戻すと、
相手をとっかえひっかえするような、女性に価値を見出す男は少ない。

定型文である「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」という
一文からしても一般的に多淫の女性は好まれない。
処女信仰は根強いが、それに拘ることは下碑たことと思われがちな上に、現実的じゃないので
少々の男性経験は、目を瞑るというのが普通なことになってる。

タカハシはそういう一般的な嗜好から離れて、なぜシゲタを好きで居続けたのか。
それは
自分にないものがあり、そこに憧れて居たのではないだろうか。
タカハシ自身の一途さは、タカハシ本人にしてみればそこから動けないことの象徴でもあり、
シゲタの奔放さは、
自分にない自由さと、飽くなき目標への希求が
タカハシには憧れの対象だったのではないだろうか。

結局シゲタは目的を果たせないまま、タカハシと結婚するが、むしろこの先も
シゲタに、そのまま続けていて欲しいんじゃないだろうか。

タカハシがすきなのは、真理の追及者たるシゲタで、座りのいい椅子に収まる女じゃないと思える。

或いは、タカハシが自己愛に偏重してるとするなら、「そんなシゲタを愛してる俺カッコイイ」
とでも思ってるかも。
だとすると変態入ってて芳ばしい。
・・・これは違ってて欲しい。



恐らく、タカハシは縦横無尽に、己のあるがままに希求するシゲタが好きなんだと思う。
そうでないと話が締まらないと思う。



消費しまくって自己実現することが日本特有とは知らなかった。
アジア人の発想だろうか?
たしかに生産性によって自己実現とは余り聞かない。
「モノより思い出」とはよく言ったものです。

ものの流行りは受け売り。
先に手に入れたものの勝ち。
先に手に入れるには情報と金が要り、結局はお金の勝負になり。
そこのわずかなプレイヤーでの勝負になれば、
生産者にべったりになるか、生産者そのものになるしかない。

ブランドの中の人か、ファッション雑誌の編集。
究極的には極々僅かなサプライヤーになれれば真の勝者。かもしれない。
セレブはそういうものに肉迫することをコネとカネで容易に付けていく。
セレブの動向に繊細な小金持ちは常にたなびく。
その動きでブランドは大儲けできる。

センスが無くてもブランドで固めれば、それなりに見れたものになる。
金持ちにおける学生服やセーラー服みたいなもの。
制服。

制服のはやりに一喜一憂して、買いあさる消費する女性たち。
ゆっくりなペースで波になる人も居れば、
早いペースで乗りまくる人も居る。
ようはどこに満足できるか。
常に飢餓感を抱くか。断続的か。
コレクター魂に上手く火をつければメーカーの勝利。

消費者の勝ちはどこにあるんだろう。
消費者自身の心の中にある。
どこかにある究極の「何か」に目掛けて、何かを得ようと服を買い靴を買い。
美容室に通い。男から声をかけられるのを待つ。
思うような答えや、思った以上の答えが出ないときはキャンセル。
振りだしに戻る。その繰り返し。

ペイズリーパークは君の心の中にある。
だけど、あるはずのペイズリーパークがなかったら、どうすればいいの?
殿下。


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