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売れるマンガ。そうでもなかったマンガ。

サンデーの打ち切り作家「銀行の残高が1万円を切った」

この人の漫画はあんまり好きじゃなかった。でも好きな漫画ってそんなに多いほうじゃないし、好きでも買わない漫画は多い。
好きな漫画とそうでないマンガ。売れる漫画とそうでないマンガ。を考える。
聖結晶アルバトロス 2 (2) (少年サンデーコミックス)聖結晶アルバトロス 2 (2) (少年サンデーコミックス)
(2006/07/18)
若木 民喜

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この漫画より絶対可憐チルドレンが好きなのはたぶんに個人的な理由だった。
80年代のエスパーもののオマージュがあったし、とりあえずコメディタッチなのに、
イヤに暗い話題を取り上げたり、基本ストーリーは暗い。
そういうところが好きだ。

で、この漫画は真面目すぎた。徹頭徹尾シリアスだった。
失点はなかったと思うけど、売れてる漫画って、萌え要素があるもので、その点は薄かったように思う。
萌え要素というのも難しくて、「萌で当てますよ!」って感じが伝わるとなかなか当たらず。
萌え要素がない漫画に、わずかに萌え要素を持ち込むと、そこで人気が上がったりするから、ファン心理は難しい。

それに売れてる漫画はストーリーが結構複雑だったり、超能力が、わかりにくいものだったリする事が多い。
でも難解さが好まれてるわけじゃない。
特にストーリーの難解さは嫌われる。

実際には難解なのだけれど、難解に感じさせない。それでいてリアリティがあるように感じさせる事が重要なのだと思う。
リアル。ではなくて「リアリティがあるように思わせること」
だ。
Dグレイマンなどそう感じる。
あの超能力バトルは非現実的だが、あの世界では常識であり、読者にとっても常識的だ。
ストーリーも、ずいぶん巻数を重ねてるだけあって、いきなり読んでもわけがわからない。
既にファンは掴んでるから、もうその辺はいい。

何が言いたいかというと、入り組みすぎたストーリーも人間関係も、萌え要素で相殺されている。
萌え要素が受け入れられて、評価されてしまえば
負債になりかねない
難解なストーリーと人間関係も、「リアルさを醸し出す」極上の酒となる」。

主客がひっくり返ったともいえる。

読ませるストーリーや、道具立てとしてのキャラクターを超えて、キャラクターに恋させること。
これが萌えであって、萌えキャラとは、萌えやすいというオーソドックスパッケージのことであり、
読者一人一人が、誰に恋するかは、読者本人次第。

かなりストーリーが面白くても、キャラクターの外見的魅力に欠けると、かなり厳しいことは多々ある。
(この外見やちょっとした挿話に内面的な魅力を付与できれば完璧だ)
それがマンガ描きの難しさかな。

読者の親友や、片想いの好きな人。
ここに持ってこれれば、成功する。

僕みたいに漫画のキャラクターを記号的に扱うのは、マンガ読みの中ではかなり珍しい。

だからマスターガンマスターを好きだったりするんだよな。
この漫画の道具立ては最高だよ。
いずれ書くかもしれない。

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